ホッと一息ペアレント広場

疲れた時に試したい自分を褒める小さな習慣

Tags: 自己肯定感, リフレッシュ, 心の健康, 育児の悩み, セルフケア

毎日を頑張るあなたへ 自分をねぎらうことの大切さ

多忙な毎日の中、仕事に家事に育児にと、休む間もなく日々を過ごされていることと思います。リモートワークでオンオフの境目が曖昧になりがちな上、複数の子育てとなれば、心身にかかる負担は計り知れません。つい時間に追われ、目の前のタスクをこなすことに精一杯で、自分自身のことは後回しになってしまう、という方も少なくないのではないでしょうか。

そして、思うようにいかないこと、完璧にできない自分に対して、知らず知らずのうちに厳しい目を向けてしまうこともあるかもしれません。子供に優しくできなかった、家事がきちんとできなかった、自分の時間が全く取れなかった…そんな時に「今日もダメだったな」と自分を責めてしまうことは、心にさらなる疲れを溜め込んでしまいます。

しかし、あなたは毎日本当に一生懸命に頑張っています。その頑張りは、どんな小さなことでも、決して当たり前のことではありません。そんな自分自身を認め、労り、褒めてあげる時間を持つことは、心の健康を保ち、また明日への活力を養うためにとても大切なのです。

自分を褒める習慣を始める小さなヒント

「自分を褒める」と言われても、何を褒めれば良いのか分からない、そもそもそんな時間がないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。ここでご紹介するのは、多忙な日常の中でも取り入れやすい、ごく小さな習慣です。完璧を目指す必要はありません。できることから、少しずつ試してみてはいかがでしょうか。

1. 「できたこと」に目を向ける

私たちはつい「できなかったこと」や「足りないこと」にばかり目を向けがちです。そうではなく、今日一日やこの一週間で「できたこと」に意識的に目を向けてみましょう。 「朝、子供を時間通りに送り出せた」「疲れているのに夕食を作った」「パートナーと少しでも会話できた」「納期のある仕事を終わらせた」など、どんなに小さなことでも構いません。当たり前だと思っていることの中にも、あなたの頑張りがたくさん詰まっています。

2. 具体的な行動を言葉にする

漠然と「頑張った」と思うだけでなく、「〇〇ができた」「〇〇を乗り越えた」のように、具体的な行動や状況を言葉にして自分に語りかけてみましょう。声に出すのが難しければ、心の中で唱えるだけでも十分です。 例えば、「今日は眠かったけれど、ちゃんと起きられてえらい」「子供がぐずって大変だったけれど、何とか乗り切ったね」のように、具体的な状況とそれに対する自分の行動を結びつけて言葉にすることで、より現実的な達成感を得られます。

3. ポジティブな言葉で締めくくる

一日の終わりに、寝る前のわずかな時間でも良いので、その日を振り返り、何か一つでも自分自身を褒める言葉を見つけてみましょう。 「今日も一日お疲れ様。よく頑張ったね」「大変だったけど、〇〇をやり遂げた私はすごい」など、自分自身に向けた温かいメッセージで一日を締めくくります。これを習慣にすることで、自己肯定感を少しずつ育むことができます。

4. 小さな「ご褒美」を用意する

自分自身を労うための小さなご褒美を用意するのも良い方法です。 「今日はこれができたから、楽しみにしていたチョコレートを一つ食べよう」「子供が寝たら、少しだけ好きなドラマを見よう」など、日々の小さな達成感と結びつけたご褒美は、次へのモチベーションにも繋がります。時間や手間をかけずにできることがポイントです。

自分に優しくすることから生まれるゆとり

自分を褒め、労わる習慣は、自己肯定感を高めるだけでなく、心にゆとりを生み出すことにも繋がります。自分自身に優しくなれると、周りの人、特に子供やパートナーにも穏やかに接することができるようになります。

完璧な親である必要はありませんし、毎日すべてを完璧にこなすことは不可能です。大切なのは、完璧を目指すことではなく、大変な状況の中で精一杯頑張っている自分自身を認め、労ってあげることです。

もし、どうしても自分を褒める気持ちになれない時があっても、それは自然なことです。そんな時は、「今日は自分を褒められなかったな」と責めるのではなく、「そういう日もあるよね」と受け流すことも大切です。

あなたは一人ではありません。この「ホッと一息ペアレント広場」は、同じように頑張るあなたが、少しでも肩の力を抜いて、自分を大切にできる場所でありたいと願っています。ここで悩みを共有したり、他の誰かの投稿に共感したりすることも、自分を大切にする一つの方法です。

毎日頑張っているあなたへ、心からの「お疲れ様」と「ありがとう」を送ります。